福岡県が最低の「要約筆記者への支援」

社団法人全国難聴者中途失聴者連合会が中心となって今、要約筆記者を養成するための新しいカリキュラムを作成し、その指導者の養成を昨年から行っている。
このカリキュラムは「要約筆記奉仕員」のカリキュラムと違ってまだ厚生労働省から全国に通達されていないために、福岡県ではどこも誰もお金を出してくれません。他県では費用を負担しているところが結構あるというのに。

それでも次のカリキュラムができるとなると誰かがそれを伝えていく必要があります。福岡県にそれを知る者が1人もいないという状況は避けなければならない。ということで、昨年に引き続き今年も相棒の要約筆記者と2人、県の推薦をもらって東京に行ってきました。推薦はするけどお金は出さないというこの図式。おかしいですよねえ~。ということで、費用は一切自腹です。2年間で4回の講習会というのに。涙
あの福祉計画、福祉のふくおか県などと県の広報紙に書いてあるけど、全部うそっぱちに聞こえます。選挙前の知事の宣伝としか思えない。

この講習会がどれほど過酷なカリキュラムか少しお話しましょう。
私達は主婦です。仕事ももっていません。当然自由に使えるお金はわずかです。ですから東京に行くにしても前泊なんて考えられない。早朝、4時に起きて福岡空港へ。7時10分台の最初の便に乗って東京へ。講習会の受付けは10時。会場に滑り込むようにしてやっと到着。直ぐに授業が開始。お昼は1時間だけ。直ぐに午後の授業。夕方まで。夕食の時間は1時間のみ。また夜の授業です。夜8時半まで授業が続きます。

それだけで終りではないのです。宿題が出るのです。それからホテルに帰って宿題をやる。
今回はホテルではなくて、節約してウィークリィマンションでした。机があって、すごく勉強には最適の環境でしたよ。
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寝るのは午前2時くらい。そして9時半からの授業にまた出る。夕方5時まで授業。この2日間みっちりと組まれた授業を一泊二日の強行軍でやっちまうのです。福岡から東京は遠いのです。お金もかかるのです。福岡県の聞こえない人のためには、この活動が必要なのです。全国的に進められていることに、福岡だけ行かないというわけにはいかないのです。でも、役所もその他の団体も冷たいのです。長崎、佐賀、熊本、宮崎、大分あたりは支援があっています。なのに福岡県だけが、なぜ福岡県の要約筆記者だけが苦しむのでしょうか?教えて!県の福祉課の皆さん、福岡県知事さん

そして今週末また東京で開催される講習会に出席してきます。涙

おばばは、県が費用を支援してくれるようになったら、この記事は直ぐに削除します。(笑)
Commented by miffy at 2008-01-29 10:52 x
言いたいことは沢山あります。最近は要約筆記者の身分保障(健康面も含めて)なくしては何も始まらないと思うようになりました。
難聴者の社会参加・権利擁護のためには、どこかの企業がすばらしい機器を開発し、それを県が交付してくれるなり、要約筆記者が要約筆記の活動を続けられるような環境がないと難しいでしょうね。
派遣費用をもらってもそれは要約筆記に関することにつぎ込んでいるし、まだ派遣があるから続けられますが。(^_^;)
会費関係だけでも、要約筆記は年間8,000円かな?・手話が12,500円ニュースが5,500円くらい。
うちは核家族だからまだ良いけど、同居家族だと収入にならないことは続けられないですよね。それだけ難しいこともしないといけないし。
自分は何とかやっていけても、あとに続けられないでは意味がないから、本当はこんなことは言いたくはないですが。
行政職員が給料無で行政の仕事をやっているのと同じですものね。
Commented by Shima at 2008-01-30 00:08 x
大変ですねー。でも、一番は当事者がどれぐらいの要約筆記通訳者を求めているのでしょうかなぁ?行政への働きかけは、きっと当事者から真っ先に動くことが大事かもしれません。決して批判しているつもりはないけど、当事者が動かない限り要約筆記通訳は意味のないものと見られているのではないでしょうか。こちらも、要約筆記通訳の養成は当事者の利用者が全くないことと必要性が見られていないことから却下になったことがあります。そうでしたら、私は納得しますし、今必要なものは何か。福岡県に対しては、要約筆記通訳たちの頑張りより当事者たちも頑張って社会へどんどん踏み込んで欲しいものです^^
Commented by totorisu at 2008-01-30 00:41
そうですよね、Shimaさんのおっしゃるように、何も動かないことにします。それが一番なのですもの。そうすれば声を荒げることも文句をいうことも、経済的に苦しむこともないのですもの。放っておけばいいのですね。ね、Shimaさん。
Commented by キセキ at 2009-01-12 17:12 x
すみません。
耳の痛い話です。
私たち、助けられてるのに・・・動いてない人の方が多い。
私もこんな方たちが頑張っていることなんて、聞こえなくなるまで知りませんでした。
本当に恥ずかしい限りです。

Commented by totorisu at 2009-01-12 18:06
いやいやいや、キセキさん、冗談っぽく言っているだけですよ。
だって、当事者が動かなければならないなんて、そんな、それも差別ですよ。だって、例えば突然耳がきこえなくなったからって、その運動をその人がしなければならない義務なんてないはずです。自発でするのは全然OKですが、それを強制したり義務のようにいうのも、これまたおかしな話です。仕事にしている人、要するに行政がもっと頑張ったり知識をふやしたり、他の行政の例など勉強して欲しいのです。
自分達がしなくても他の人が一生懸命動いて、なんとか持っている状況というのが、遅らせている一番の原因のようなきがしています。
Commented by キセキ at 2009-01-12 19:24 x
もちろん!トトリスさんの言わんとすること、物凄く分かります。
が・・・自分が難聴者になってみて初めて感じたことは、甘えすぎてる。
厳しい言い方かも知れませんが、要約筆記=お世話役ではないということです。

下関にいらっしゃる男性の難聴者の方も、この件で凄く頑張っておられるのをブログでですが拝見したり、難聴協会の定例会に参加してみたりして感じたことは、頑張っておられる方が少ない。

もちろん、年齢や体調その他もろもろの事情がおありの方もいらっしゃるでしょうが・・・なんていうんでしょ・・・。
もっと、もっと私たちが訴えなければならないと思うんです。

行政がしてくれるだろう、、、誰かが要約筆記をしてくれるだろう、、、では駄目なんです。

わ~生意気言ってすみません・・・。
by totorisu | 2008-01-29 08:57 | 要約筆記 | Comments(6)

ここ10年近く介護と聴覚障害者向けのボランティアを続けてきました。


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